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データ更新：2019年12月25日
財務諸表更新：2019年9月30日
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CONTENTS
 
01. ムーディーズ、ベトナム銀行業界の格付見通しを見直し―消費者金融3社と商銀2行の格下げを示唆
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
特集（2020年04月06日～2020年04月12日）
03. 今週の銘柄評価
  キンバックシティーグループ[KBC]
04. サイゴン・街角風景
「ベトナムの民家のトイレ事情」

　米大手格付会社のムーディーズ・インベスターズ・サービス(ムーディーズ)は3日、ベトナム銀行業界の信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。その後、7日にベトナムの消費者金融会社3社と商業銀行2行の信用格付けを引き下げる方針を明らかにした。

　格下げの対象となるのは、◇VPバンク[VPB](VPBank)の全額出資子会社FEクレジット(FE Credit)、◇チェコ系ホームクレジット・ベトナム(Home Credit Vietnam)、◇サイゴンハノイ銀行[SHB](Saigon - Hanoi Commercial Joint Stock Bank)子会社のSHBファイナンス(SHB Finance)の消費者金融3社と、◇VPB、◇SHBの商業銀行2行。

　ムーディーズによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がベトナムの消費者金融会社の信用の質や利益、資金流動性に悪影響を与える可能性がある。

・・・＜続きはサイトでご覧ください

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ハウザン製薬、高配当を実施へ―2019年業績(監査済み)
[2020/04/08 15:20 JST更新]
https://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/200408141917.html
 
　地場製薬最大手ハウザン製薬[DHG](Hau Giang Pharmaceutical)は、2019年の第1次現金配当を額面比30％(3000VND＝約14円)で実施する。

　基準日は5月12日、支払日は6月5日。流通株式数は1億3070万株超で、これに基づく配当金支払いに必要な資金は3920億VND(約18.3億円)の計算となる。

　DHG株価について、7日のDHG終値は1株8万3000VND(約390円)で、年初から▲4.6％下落している。

　現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行がベトナム国内で拡大しているため、安定感のあるディフェンシブ株として製薬銘柄が投資家からの注目を集めている。

　なお、2019年業績(監査済み)は、売上高が前年比+0.4％増の3兆8970億VND(約182億円)、税引後利益が同▲3.07％減の6310億VND(約29.5億円)だった。

　19年末時点の総資産は4兆1470億VND(約44億円)、うち現金および現金同等物と短期金融投資の合計額が1兆8380億VND(約37億円)で、全体の44.3％を占めた。

2 位 ビンファスト、19年業績を発表―設立後初の財務諸表
[2020/04/06 14:24 JST更新]
https://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/200406140709.html

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)が設立後初めて発表した2019年財務諸表によると、同年の税引後利益は▲5兆7020億VND(約▲266億円)の赤字で、株主資本利益率(ROE)は▲29％だった。

　同年末時点の総資産は91兆VND(約4250億円)、株主資本は19兆4590億VND(約910億円)、負債の部合計は71兆4140億VND(約3340億円)、負債比率は3.67倍だった。

　VICのファム・ニャット・ブオン会長は米ブルームバーグのインタビューに対し、ビンファストは向こう5年間は黒字化が見込めないことを明らかにした。

・・・＜続きはサイトでご覧ください

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※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。

●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
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ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・キンバックシティーグループ[KBC]
(2020年4月15日 発行ベトナム株通信 第4030号)
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■■■キンバックシティーグループ[KBC]■■■―20年業績見通し、投資評価「買い」―

　ホーチミン市証券[HCM](Ho Chi Minh City Securities)はキンバックシティーグループ[KBC](Kinh Bac City Group)株の理論株価を1万6700VND(約78円)に引き下げたが、投資評価を「買い(Buy)」で維持した。

　新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が6月末までに収束するシナリオでは、2020年業績見通しは売上高が前年比▲15.8％減の2兆7380億VND(約127億円)、親会社株主帰属利益が同▲10.2％減の7670億VND(約36億円)、株価収益率(PER)が7.4倍と予想されている。

　2021年は売上高が同+31.4％増の3兆5960億VND(約167億円)、親会社株主帰属利益が同+36％増の1兆0440億VND(約49億円)、PERが5.5倍となる見通し。

　新型コロナウイルスが9月末までに収束するシナリオでは、2020年業績見通しは売上高が前年比▲32.2％減の2兆2030億VND(約102億円)、親会社株主帰属利益が同▲24.5％減の6460億VND(約30億円)、PERが8.8倍と予想されている。

　2021年は売上高が同+62.9％増の3兆5900億VND(約167億円)、親会社株主帰属利益が同+59.1％増の1兆0270億VND(約48億円)、PERが5.6倍となる見通し。

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　毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週は、ベトナム人スタッフのMaruchanより「ベトナムの民家のトイレ事情」のお話です。

　新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界的に拡大している中、米国をはじめとする多くの欧米の国々でトイレットペーパーを買い溜めする動きが相次いでいると聞きましたが、ベトナムではこのような動きが一切見られません。渡米経験がなくこれを不思議に思ったMaruchanが調べてみて、あっさり納得しました！変な話で本当に申し訳ございませんが、興味深かったので、早速ここで調査結果を報告させていただきます。

　越米のトイレットペーパー消費志向がこのように別れている背景には、ベトナムの民家の多くでトイレがシャワー式トイレとなっているのに対し、米国では用を足した後にトイレットペーパーで拭くだけのタイプのトイレが一番普及していることがあります。

＜米国式トイレ＞(photo: Wikipedia)


  ＜ベトナム式トイレ＞(photo by Maruchan)

　御覧のように、ベトナムの民家で使われているのは、便器の横にビデ・シャワー(bidet shower)が付いたこのシャワー式トイレです(英語圏では「bidet sprayer＝お尻用の噴霧器」「bum gun＝お尻用の銃」などとも呼ばれています)。便座に座りながらこの「銃」でお尻に照準を当てて水を発射して洗い、最後に少量のトイレットペーパーで拭いて水切りします。基本的に水で洗うのでトイレットペーパーがなくても心配する必要がなく、タオルドライで対応できます。

　このようなシャワー式トイレがベトナム国内で普及するようになったのは、恐らく2000年代に入ってからのことでしょう。それまではベトナム人が何を使っていたかご存知ですか？それはホースや柄杓(ひしゃく)などで、トイレットペーパーを併用する余裕があったのは富裕層だけでした。国民の生活水準の向上に伴い、ホースとそっくりの機能を持ち値段も手頃で財布にやさしいビデ・シャワーが急速に普及し、今やベトナムの民家のトイレに必要不可欠なアイテムとなっています。数十万VND(10万VND＝470円)から入手でき、設置も極めて簡単です。

　世界最強を誇る日本のウォシュレットは数千万VNDもするのでベトナム人にとっては高嶺の花で、日本文化が好きな大富豪の自宅にしか登場しないでしょう。電気を使わないINAX製やTOTO製のウォシュレット、いわゆるエコ・ウォッシャーは数年前からベトナム国内市場に投入され、ビデ・シャワーと比べて値段が高いには高いですが、一般家庭にとって無理というわけでもありません。しかし残念なことに、これも普及していません。実は去年、マイホームの内装工事をきっかけにINAXの代理店を訪れたことがあり、その時に従来の便座の代わりにエコ・ウォッシャー「CW-S15VN」(https://www.youtube.com/watch?v=W8ebzrqug2c)を買おうかなと非常に悩んでいました。

＜ベトナム市場のために開発されたエコ・ウォッシャー「CW-S15VN」＞(photo: INAX)


　公式価格が194万VND(約9100円)とかなり良心的なこの一品は、便座の右側にあるレバーを回すと、ノズルが伸びてきて水が噴き出る仕組みとなっています。商品を目で見たり手で触ったりし、とても気に入ったのですが、実際に体験することはできなかったため、色々悩んだ末に諦めるしかなく、従来のものを選びました。

　体験の有無がこんなにも購入決定を左右してしまうので、INAXさんやTOTOさんなどが、エコ・ウォッシャーに興味を持つ消費者がコンビニエンスストアや喫茶店、レストランなどでこの画期的な商品を体験できる環境を整えてくれるといいなと思います。

　因みに、日本人は「ビデ」と聞くと、ウォシュレットの洗浄機能を想像するでしょうが、本来のビデは便器のような形をし蛇口が付いたこの奇妙なものです↓↓↓

＜本来のビデ(左)＞(photo: Reuters)


　ビデは歴史が古く17～18世紀にフランスで開発され、今もヨーロッパの一部の国々で愛用されているそうですが、フランス領だったベトナムではコストが問題だったためか全然馴染みがありません。上の写真を初めて見た時にてっきり、左は小便、右は大便のために使うのかと思いました。いやしかし、わざわざ便器(？！)を2つも設置する必要はないじゃない？！なかなかピンと来なかったMaruchanでしたが、もっと調べた結果、便器で用を足した後にその横にあるビデで洗浄するということが分かりました。

(photo by Maruchan)
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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